リーダーシップ

勝手に理想像を造って勝手に失望してない?人事だからこそ気をつけたい「思い込み」

管理職に興味があるけど、
大変そうで興味があると言い出せない

1on1になんとなく違和感がある

仕事が苦しいけど、
どうして苦しいのかイマイチはっきりしない……

等々、

真面目に仕事をしているからこそ
足踏みしてしまったり、
モヤモヤしてしまったりすること
きっとあると思います。

私自身も、そうしたモヤモヤを
通ってきた身ですので、
お気持ちはすごくわかります。

そして、だからこそ
最近実感しているのですが、

こういうモヤモヤがあるときって、
無意識の思い込みが原因であること、
とても多いんですよね。

そして、その中でもおそらく最も多いのが、

「自分で勝手に理想像を作って、
 その“理想の姿”になれないと
 勝手に失望しているケース」

です。

続きを読む

人事の視点で考える:リーダーに「なっていく」ために必要なこと

近年、
「リーダー・管理職になりたい人が減っている」
ということが言われています。

管理職になるというのは罰ゲームだ、
という言説がまかり通るくらい、
管理職を務めることに対しての
マイナスイメージがあるようです。

確かに、ここ10年ほどの
管理職というのは、
間違いなく厳しい局面に
置かれていました。

就職氷河期に
採用を絞ったことに端を発する
人材不足から、
管理職も現場実務に携わることを
期待されるようになり、

いわゆる「プレイングマネージャー」が
増加しています。

現場実務もやりながら、
管理業務もやるのは、
率直にいってとてもハードです。

なので、その姿を見ていた若手世代が
「自分は管理職になりたくない……」
と感じることも、
ある意味当然なのでは、
と私も感じます。

ただ、
ここで見落とすべきではないのが、

「それでも、リーダー・管理職に
 なりたい人がいないわけではない」

ということ。

実際のところ、
私の講座やセッションには

「これからリーダー・管理職に
 なっていくことを見据えて」

と受講に来てくださる方が
多数いらっしゃいます。

今回は、そうした
「リーダー・管理職になっていきたい方」
向けに、

人事の視点から見た
“これから意識するとよいポイント”
を3つ共有したいと思います。

続きを読む

人事なら曖昧な期待は捨てよう。「阿吽の呼吸」は自然には生まれない

どんなチームで仕事をしたいか?
と考えたときに、

「阿吽の呼吸で仕事が進められるチーム」

ということをお考えの方も、
きっといらっしゃるのでは、
と思います。

「阿吽の呼吸で仕事」というのは、
私自身もすごく憧れがあるところですが(笑)

実際のところ、これを実現するのは、
ものすごく難しいなと感じます。

というわけで、今日は
「阿吽の呼吸で仕事をするには?」
というお話をしていきたいと思います。

続きを読む

引っ張るだけのリーダーの時代はもう終わり!これから必要な“メンバーを置き去りにしない”リーダーシップとは

「リーダーシップがある」というと、
全てを適切に判断し、指示し、
みんなを引っ張っていく

というリーダーシップのスタイルを
想像する人は、まだまだ多いです。

この認識は、
けっして間違ってはいないですし、
実際に引っ張っていくタイプのリーダーで
成功している人も少なからずいます。

ただ、実際に自分がリーダーになると、
それだけで、“チームとして”
全力を尽くせるか、というと、
そうでないことも多いものです。

実は、
「引っ張っていくタイプのリーダーシップ」
には、苦手なことがあります。

それは、自分自身が先頭を走るがゆえに、
遅れがちになってしまう人の
フォローが手薄になるということ。

全力疾走できる人ばかりのチームなら、
とても良い成果を出せると思いますが

現実には、全力で走れる人もいれば、
今はがんばれない、という状態の人もいる、
凸凹のあるチームを
マネジメントしなければならないことが
ほとんどです。

「引っ張る」ことばかりを考えていると、
こうした、がんばれない状態の人を、
置き去りにしてしまう可能性があります。

逆に、がんばれない状態の人を
活かすことができれば、
チーム全体の力は
飛躍的に上がることでしょう。

今回は、こうした
「がんばれない人」を
置き去りにしない
リーダーシップの形について、
考えてみたいと思います。

続きを読む

[Book]人事としても上司としても努力のポイントがつかめる『コーチングのプロが教える超実践型1on1』

1on1は毎月やっているけれど、
どうも手ごたえがない……

という会社や、上司の方も、
きっといらっしゃると思います。

とはいえ、
「手ごたえがない」
というところまではわかっても、
「何を改善すればよいか」までは、
いまいちわからないことも多いもの。

今回は、そんな方向けに、
書籍『コーチングのプロが教える超実践型1on1』
をご紹介します。

続きを読む

人事制度にどこまで入れてる?目標を“達成したいもの”に変えるために必要なこと

人事制度として、
目標管理(Management by Objective=MBO)
の仕組みを導入している会社は
少なくないように思います。

もしかしたら、その中で、
社員が会社制度の中で設定する「目標」を
「達成しなければいけないノルマ」だと
認識しているケースも、
けっこうあるのではないでしょうか。

とはいえ、今は、
「達成圧力をかけられるノルマ」
というのは、
敬遠されがちなのでは、と思います。

だからこそ、多くの上司は、
会社として提示した目標を

「どうやったら“達成したい”と思ってもらえるか?」

に腐心しているわけです。

この記事では、
仕事として設定する目標を

「ノルマ=強制的にやらされるもの」から
「達成したいもの」に

変えるために必要なことを考えます。

続きを読む

人事関連のサーベイを120%活用するための3つのポイント

近年、人事関連のサーベイや
アンケート調査を実施する会社が
急速に増えていると感じます。

人事関連のサーベイ、というのは
例えばエンゲージメント調査や
管理職の360度フィードバックのための
社員アンケートなどのことです。

現在は実施していなくても、
「これからやりたいと思っている」
という会社もあることでしょう。

アンケート調査を主体としたサーベイは
実施方法がシンプルで、
職場環境を表す数少ない
「定量的な結果が出るもの」
でもあります。

しかし、だからこそ、
ミスリードにつながったり
社員に不信感を持たれたり……
ということも発生する可能性があります。

そこで今回は、人事分野で、
かつ社内でサーベイ調査を
実施するときに、

気をつけておきたいポイントを
考えていきたいと思います。

続きを読む

[Book] 人事としてリーダーが部下と向き合う時の覚悟を知っていますか?『リーダーを目覚めさせるキラー・クエスチョン~女性トップコーチが斬り込む「39」の質問~』

人事であれば、
きっと多かれ少なかれ、
リーダー育成に携わっているものと思います。

ただ、

どんな働きかけをすれば、
「スタッフ」から「リーダー」になるのか?

は、迷うところがある人も
いるのではないでしょうか。

一見、モチベーションが高く
物事を前向きに推進しており
多くの成果を残している人でも、

リーダーになったことで
機能しなくなってしまう……

という人は少なくありません。

今回は、そんな人事の方に向けて
「リーダーとは何か」を
体感できる本をご紹介したいと思います。

続きを読む

人事としてどうサポートする?「上司と部下のパートナーシップ構築」にならない残念な1on1

人事の方で、

「どうやったら、組織として
 より高い成果を
 上げられるようになるか?」

「どんな組織風土を醸成すれば
 社員がイキイキ、のびのびと
 活躍できるのだろうか?」

ということを考え
施策を実行している立場の方も
きっといらっしゃると思います。

(ちなみに、こうした活動を
 「組織開発」といいます)

その中で、多くの場合に
鍵になるのが
「上司と部下の関係性」
です。

組織、という言葉から
集団をイメージされる方も
いると思いますし

「チームビルディング」という視点で
捉える方もいると思います。

それも、もちろん正しいのですが
人と人との基本的な関係性は
「1対1のパートナーシップ」です。

なので、「1対1」の関係性を
より良いものにしていけるかどうかが

実は、組織の質を
より良いものにしていけるかどうかの
基礎になるんです。

そして、今や、
上司と部下の
1対1の関係性の
核となっているのが

そう、「1on1※」です。
※上司と部下が1対1で実施するミーティング

ただ、1on1を実施していれば
必ず、上司部下の関係性が
良くなるかというと、
そうではありません。

というわけで、今回は
上司と部下の
パートナーシップ構築上
残念な1on1ってどんなもの?

という点から
考えていきたいと思います。

1on1の場が
残念なものになってしまう
理由は、主に2つあります。

続きを読む

人事だからこそ必要な「年上の人材」との接し方

人事の仕事をしていると

年上、役職が上の人と
直接会話や、議論をしなければいけない

というケースが、きっとあると思います。

今はそういう機会はないや……
という方も、これから必ずあります。

また、

実力ある若手を
早くマネジメント層にまで

引き上げよう、
という動きも
盛んになっていますので

「年上の部下を持つ人」
が急速に増えているなと感じます。

「年上の部下は扱いにくい」
と言われたりもしますが、
実際のところはどうでしょう。

扱いにくいですか?

今回は、そんな
「年上の人材」「目上の人材」と
接する時に気をつけたいポイントを
見ていきたいと思います。

続きを読む