組織開発

人事が最初に考えておこう「コミュニケーションがとれていれば1on1はいらない」は本当か?

人事として、1on1の仕組みを
新たに導入しようとしている方も
多いと思います。

ただ、導入を進めようとしたときに

「1on1は上司部下のコミュニケーションを補完するもの」

「だからコミュニケーションがとれていれば1on1は不要」

という意見に出会うことも、
少なくありません。

この意見、
非常に感覚的なものだと思うのですが、
それだけに、人事として
「それでも1on1が必要」だと伝えていくのが、
とても難しいなと感じます。

というわけで、
1on1導入・定着を推進する端緒として、

今日は

「コミュニケーションがとれていれば1on1はいらない」は本当か?

ということを考えていきたいと思います。

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今日から意識できる!人事担当者の目から見た1on1を見直すポイント5選

1on1をこれから始める方、
あるいは
1on1を既にやっているけれども、
上手くいっていないなと感じている方、
きっといらっしゃると思います。

そもそもどんな準備をしたらいい?
1on1時間内に意識することは?
振り返りってどうやったらいい?
もっと質を上げて行くために意識することは?
人事として、現場の管理職をどうサポートする?

そんな方のために、
これまでに掲載した
「1on1を見直すときのポイント」
に関する記事をまとめました。

ご自身の1on1を考えるときの
ヒントにしていただければと思います。

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必要?不要?成果につながる目標設定シートの捉え方

人事評価の参考資料として、
年初に「目標設定シート」を
各個人が作成することになっている会社の方、
きっといらっしゃると思います。

この目標設定シート、
「必要か、不要か」と問われると
実は必要だと感じている人と、
不要だと感じている人で
意見が分かれることが多いです。

このコラムでは、実際のところ
「目標設定シートは必要なのか?」
について、考えていきたいと思います。

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人事なら曖昧な期待は捨てよう。「阿吽の呼吸」は自然には生まれない

どんなチームで仕事をしたいか?
と考えたときに、

「阿吽の呼吸で仕事が進められるチーム」

ということをお考えの方も、
きっといらっしゃるのでは、
と思います。

「阿吽の呼吸で仕事」というのは、
私自身もすごく憧れがあるところですが(笑)

実際のところ、これを実現するのは、
ものすごく難しいなと感じます。

というわけで、今日は
「阿吽の呼吸で仕事をするには?」
というお話をしていきたいと思います。

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コンプライアンスの課題の半分は人事の課題

コンプライアンス、というと、
以前は、直訳の
『法令順守』からスタートして

「いかに法律を踏み外さずに企業活動をするか」

ということが重要視されて
いたように思います。

コンプライアンス研修、というと
弁護士などの法律家の方が 

「どんな行動ならOKで、どんな行動ならNGか」
「NGな行動をとらないために、どんな制度が必要か」

ということをお話するものも多いです。

こうした「法令遵守」も
もちろん、今でも大事なのですが
(というか、さらに大事になっている) 

ただ、最近は、
カウンセラーやコーチが
コンプライアンス研修を担当する形に
変わってきているのだそうです。

「あれ、これって大丈夫かな?」
と感じた時に、

その違和感を”気軽に共有できる”ために
お互いの価値観を理解し、
受け入れることができる

そのための信頼関係や、
安心感のある関係性を
社内で築いておくことが
より重視されるように
なってきたのだそうです。

その背景としては、ここ数年で、
コンプライアンスの言葉の
意味するところが
ぐっと広がってきていることがあります。 

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人事としてどうサポートする?「上司と部下のパートナーシップ構築」にならない残念な1on1

人事の方で、

「どうやったら、組織として
 より高い成果を
 上げられるようになるか?」

「どんな組織風土を醸成すれば
 社員がイキイキ、のびのびと
 活躍できるのだろうか?」

ということを考え
施策を実行している立場の方も
きっといらっしゃると思います。

(ちなみに、こうした活動を
 「組織開発」といいます)

その中で、多くの場合に
鍵になるのが
「上司と部下の関係性」
です。

組織、という言葉から
集団をイメージされる方も
いると思いますし

「チームビルディング」という視点で
捉える方もいると思います。

それも、もちろん正しいのですが
人と人との基本的な関係性は
「1対1のパートナーシップ」です。

なので、「1対1」の関係性を
より良いものにしていけるかどうかが

実は、組織の質を
より良いものにしていけるかどうかの
基礎になるんです。

そして、今や、
上司と部下の
1対1の関係性の
核となっているのが

そう、「1on1※」です。
※上司と部下が1対1で実施するミーティング

ただ、1on1を実施していれば
必ず、上司部下の関係性が
良くなるかというと、
そうではありません。

というわけで、今回は
上司と部下の
パートナーシップ構築上
残念な1on1ってどんなもの?

という点から
考えていきたいと思います。

1on1の場が
残念なものになってしまう
理由は、主に2つあります。

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今後、人事施策にも入ってくるであろう「ナラティブ」について考える

先日、私が所属している
トラストコーチングスクール(TCS)
認定コーチコミュニティ内にて

「ナラティブ」

に関する勉強会を
開催しました!

「ナラティブ(narrative)」というのは
近年、ビジネスシーンで
徐々に注目され始めている
「物語」「話術」「語り」といった
意味を持つ言葉です。

私は、この「ナラティブ」という概念が
これから、人事施策にも
深く入ってくるのではと考えています。

というわけで、今回は
「ナラティブ」のお話を
したいと思います。

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